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●カーボンロッドに挑戦
タナゴ釣りの竿をカーボンエポキシの素材で作ってみようと思いました。小継ぎでタナゴや小鮒用に設計された 「ちゃんとした竿」が数千円で購入できるのですが、一部を除いてほとんどテーパーが強過ぎてかなり先調子すぎる竿でまた硬い竿が多いようです。手元に持っ ているカーボンの鮎竿の穂先という手頃なカーボンチューブラー素材に目を着けていたのですが価格面で高価になってしまうのでは?という不安がありました。 しかし、最近では釣具店でいろいろなテーパーの穂先が2000円程度で販売されているということや、浮子足用のカーボンソリッドが安価で販売されているこ とが解かり、これらを組み合わせてカーボンの印籠継ぎのタナゴ竿を作ってみようと思いました。




■鮎竿の穂先をベースに製作
1.2--4.2x1100mm 1.2x230mm
2005年10月にとある釣具店でカーボンエポキシのチューブラーの鮎竿の替え穂先がたくさん並んでいるの を目にしました。現在の鮎竿には硬軟4〜5種類のタイプがあるので、それに合わせて4種類のテーパーの穂先がありました、先径はいずれも1.2mmで長さ 1100mmですが元径が3.8mm、4.0mm、4.2mm、4.4mmとバラエティに富んでいました。個人的には元径3.8mmのものが一番好きな調 子でしたが、穂先を継ぎ足すことや印籠継にすることなどを考慮して元径4.2mmの物を購入しました。価格は1本1890円でした。

この鮎竿の穂先だけではガチガチですので先に継ぎ足すためにヘラ竿のカーボンソリッドも物色しました。こちらも何タイプかのテーパーが揃っていましたが、 両方合わせると3600円くらいになってしまいます。ちょっと考えて、穂先は
浮子足用のカーボンソリッド を使うことにしましたこちらは3本で300円弱でした。浮子足用のカーボンソリッドに使ってあるカーボン 繊維は弾性率が少し低いかもしれませんので鮎竿の穂先の先端と同じ太さのものを選びました。

まず、この二つの素材を糸で仮に繋いでみて接続部分の曲がり具合を点検しました。接穂の方がやや強く感じられましたが、先を細く削りテーパーを付けてから 再度点検し、さらに少しずつ削ってゆく予定です。削り方はヤスリで繊維方向に少しずつです、ドリルなどにチャックして回転させながらサンドペーパーなどで 削ると作業が早いのですが、繊維を傷つけたり繊維が浮き上がったりするのではないか?と考えます。私の目標の穂先の細さは直径0.5mmです。
(2005年 11月06日)







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