滋賀県東部の「通潤橋」?
2005年の5月下旬に滋賀県の湖東地方へ行った折りに見つけた水環境です。
この市街地内の水路の水源は近くの河川の取水堰堤付近のようでしたが、
湧水が多いところで市街地内を流れる水路でも比較的きれいな水が流れているものもありました。
水路は住宅地内の道路の傍を流れたり住宅の裏側へ回ったりしながら、いっぱい張りめぐらせてありました。
この写真はそんなところで見た水路の立体交差点です。
下の方の水路はおそらく湧水だと思います、上の方の水路は上流の川から取水した畑への灌漑用かもしれません。
石で作ったU字溝の橋なので、小さいながらちょっとした味があります、
石と石とのつなぎめから漏れた水が下の水路へ落ちていて、
肥後の白糸台地への灌漑水の、あの有名な
通潤橋
のイメージを思い起こしてしまいました。
この石橋にはさしたる歴史も名前も無いでしょうし、規模も小さく
「澤在山下其気上通潤及草木百物」ではなくて
「澤在山下其気上通潤及草木一物か二物」でしょうが、
一応ちゃんと機能していると思います。
しかし、こっちは通水さえしてあれば一年中放水が見られるはずです、改修されていなければ‥‥‥。
いつまでもこのままであることを願います。
(2007年02月16日)