釣魚不全 / 私の名水百選 No.20
■私の名水百選 No.20
滋賀県の小川群
撮影： 2007年02月19日、カメラ：Olympus C-2
2月のある日、アブラボテが居そうなちょっと上流域の地域へ行ってみました。 国道のすぐ傍の林の中にこのような小川がいくつかありました。 例年なら少しくらいは根雪があるのですが、暖冬で雪が全く積もっていない状態でした。 林の中は暖かい時期には日陰になるためか水草が生えていませんでしたが、 砂利底の上を澄んだ水がサラサラ流れていて気持ちがよかったです。 こんな場所なら秋にビワマスが産卵の為に遡上してくるのではないか? と思いながら下流へ向かって歩いてみると、途中からコンクリートの水路になってしまっていて、 しかもちょっとした段がある棚田状態なので、水路に滝がいくつもありました。 どうやら、ビワマスはここまで遡ってこられないようです。
撮影： 2007年02月19日、カメラ：Olympus C-2
この小川の隣の小川も同じような川相でしたが、やはり下流はコンクリートの水路と化していました。 しかし、水質がよいのでしょう、バイカモの群落がありました。 また、バイカモの株と株との間には濃いオリーブ色でユラユラ流れに靡いているカワモヅクも多かったです。 しかもカワモヅクはよく成長してかなり大きくなっていました。
撮影： 2007年02月19日、カメラ：Olympus C-2
結局、これらの小川群では目的のアブラボテには出会えませんでした。
しかし、それでも、季節が変わった頃にもう一度見に来てみたい小川でした。
(2007年02月20日）