私が現在使っているタナゴ浮子(親浮子)は、渓流釣り用の山吹の芯の目印、海釣り用のシモリの0号から4号、です。 いずれも中通しのもので市販されているものです。一応これでもなんとか釣れるので一年半少々使ってみましたが、風があって水面上の 道糸が流される時や流れの中で釣る場合はなんとなくフィーリングがミスマッチします。 つまり、時々風に吹かれたりすると親浮子の安定性が悪いように思いました。 市販されている浮子の多くは足付きのものであったり、さらに斜め通しとなっていたりします。 やっぱり、そのようなタイプの浮子の方が使い易いのかもしれないなあと思い始めています。 そこで、私も浮子を自作してみようかと思いました。
シンちゃんのタナゴ浮子 | シンちゃんのタナゴ浮子 |
そんな時に頂戴したのがこの写真の浮子です。 これらはすべていつもお世話になっているシンちゃんが作られたものです。 削り作業もすべて手作業とのことでよく見るとやや歪になっていますが全然問題なさそうですし、 左の写真の浮子はトップの形状もシモリ始めで問題が出るようには見えません。 右側のものは用途が少し違うのかもしれません。 いずれにしてもどんな場面でどんなタナゴを相手にして遊ぶかを想像しながら 自分流の浮子を作るのはきっと楽しいに違い有りません。 この浮子をお手本に私も浮子作りにチャレンジしてみます。 (2006年8月23日)
ポン太さんのタナゴ浮子 | ポン太さんのタナゴ浮子 |
浮子作りの工程をどのようにしようかと考えているところへ、シンちゃんからの追い撃ちがかかりました。 釣りでご一緒させていただいた折に、ポン太さんの浮子をもらってしまいました。 いつ使えるか解からないし、モニターなんて出来るような腕でもない私に下さったということは、 単なる刺激剤だった可能性がとても高いです。 ポン太さんの浮子はすべて斜め通し浮子でした。また、中にはトップが付いたものもありました。 トップが付いた浮子についてはそれを使う場面を想像できない私ですが、 まあ、とにかくすばらしい出来の浮子です。 今度、機会があればどんな場面でどんな風に使うのか聞いてみたいと思います。 シンちゃんもポン太さんも浮子の頂部のシルエットが比較的平らなものも作っておられます、 これらはゆっくりシモらせて使うものでは無いと思います。 ゼロバランスを取ってからマイナスに持って行く時に水の表面張力が影響して微妙なセッティングが やりにくいはずです、以前の私のヘナチョコ浮子がそんな浮子でした。 頂部のふくらみ具合というこのあたりの問題をどのように解決して作ったらよいのかの参考にさせていただきたいと思います。 (2006年9月04日)