釣魚不全 / 釣り具の自作・水温計カバー

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水温計のカバー

魚釣りをしていると釣り場の水温が気になって測定するのは私だけではないと思います。 季節を通じて、あるいは一日の内でどのように水温が変化した時に釣れるか・釣れないかは、 釣り人にとって大きな興味がある部分です。 私は最近でこそ車に水温計を放置しなくなりましたが、 以前は真夏に車の中に放置しておいていくつもの水温計を壊してしまいました。 釣具店で売っている水温計は、 0℃から50℃くらいの測定レンジで金属の保護カバーが付いていて1000円以上します。 あまりにもいくつも壊してしまうので安く作れないか考えてみました。


アルミニウム・パイプは加工で断念

CFRPを素材に CFRPを素材に
水槽用の温度計 アルミ・パイプをカット

熱帯魚などを飼育するときの水槽内に吸盤でつける水温計をベースにしました。 測定レンジはやはり0℃から50℃で目盛りは1℃きざみ、 精度は±2度とのことでしたが、 ペットショップの商品棚にあったものは皆ほとんど同じ値を示していました、 中にはすこし狂っているかな?と思えるものもありましたが差は0.5℃以下でした。 この水温計は250円でした、釣具の水温計との価格差はたぶん金属の保護カバーの分だと思います。 これを自分で加工できないか試してみました。 保護カバー(ケース)の材料は、VHF受信のテレビ用の八木アンテナの一部です、 アルミでパイプ状になっており外径 9.5mm、内径7.5mmでした。 パイプカッターで長さ13mm程度に切ったまではよかったのですが、 これから目盛りを読み取る窓の部分を削り取ったり、 水温計が抜け落ちないようにパイプの両端にフタを作ったり、 水温計自体を交換できるような工夫をしなければならない、 と考えるとちょっと私の手に負えないように思えてきました。


竹で作る水温計カバー(ケース)

ある日、釣友の「Flyfishing My Life」のふりーすとんさんと一緒に釣りをしている時、 彼がどこかで水温計を落としたと言っていたので上記のアイデアはどうかと提案してみましたら、 「苦手な金属加工よりも得意な竹を使ってみたら?」とのお言葉で、 私の悩みがいっぺんに解決しました。 尚、気温を計る場合は比熱の小さな物質で熱容量の小さな温度計ケースを作ったほうが早く計測できるようですが、 水温を計る場合は水の比熱が大きいのでケース内部に水が入ってくるようにさえすればまず大丈夫らしいです。 手ごろな太さの矢竹がちょうど私の手持ちにたくさんありましたのでこれを使ってみようと思います。 また、ホームセンターで売っている篠竹(女竹、丸節竹)を利用してもよいかなとも思います。
(2005年3月4日)


この水温計のサイズは直径5mm、長さ116mm、 0℃目盛りと50℃の目盛りは測温部の端からそれぞれ32mmと94mmでした。 第一案のカバーのデザインは刀の鞘のようなものを考えてみました。


竹製の水温計カバー
竹製の水温計カバー 竹製の水温計カバー
製作途中 製作途中
竹製の水温計カバー 竹製の水温計カバー
製作途中 製作途中
竹製の水温計カバー 竹製の水温計カバー
製作途中 製作途中

































2007年08月28日更新:ファイル書き換え。