タナゴを釣りを始めて半年くらい経過してから、自分のweblogでタナゴの背鰭だけの画像をアップロードして背鰭だけでタナゴの種類が見分けられないか自分なりに検討してきました。その間にいろんな方々から釣ったタナゴの画像の提供をいただき大変助かり、また、勉強にもなりました。背鰭の写真は比較的に撮影しやすいので現場でじっくり見られなくても自宅で写真を見て「ああ、こうだったのか!」と感じることも多かったです。ここではweblogで使った画像をベースにして釣人の目で観察してみたいと思います。背鰭の形態は種類によって違うことはある程度解かりましたが、繁殖期のもの若魚期、稚仔魚期でずいぶん違うらしいということも解かってきました。画像はこれからも少しずつ増やしてゆく予定です。
とりあえず、weblogから拾いあげて並べておきます。ブラウザの画面からコピペしていますので変なHTML記述になっているかとおもいます、まあそれはおいおい修正するとし、画像ももう少し増えた時点で再度並べ替える予定です、季節や魚の大きさがわかるように並べ替えてみると面白いのではと思っています。(2005年9月7日)
ヤリタナゴの背鰭・1
9月1日に釣った全長11.5cm程度のオスのヤリタナゴの背鰭です
(2005年9月1日、滋賀県の河川にて撮影)
ヤリタナゴの背鰭・2
9月10日に釣った全長7.5cm程度のオスのヤリタナゴの背鰭です
(2005年9月10日、福井県の河川にて撮影)
アブラボテの背鰭・1
8月8日に釣ったアブラボテのメス、全長約4cmの個体の背鰭です。釣った場所は滋賀県湖北地方の北東の山に近いところでした。軟条数は10本、中間部分のやや下側が色が白く抜けて見えます。先縁はやや黒ずんでおりその内側がオレンジ色になっています。
(2005年8月8日、滋賀県湖北の北東部にて撮影)
アブラボテの背鰭・2
8月11日に釣ったアブラボテのメス(全長約6cm)の背鰭です。こちらも滋賀県湖北地方で釣りましたが北西部でしたので厳密に言うと別の水系です。軟条数はやはり10本ですが、この個体の背鰭にはヤリタナゴと同じような軟条と軟条の間の黒い斑点が見えました。また背鰭の後ろ半分は小さな個体に較べてやや長く伸びているように見えました。
(2005年8月11日、滋賀県湖北の北西部にて撮影)
アブラボテの背鰭・3
8月16日に釣った全長5cm程度のオスのアブラボテの背鰭です。釣った場所は山に近いところでやや水温が低いところでした、メスはまだ産卵管が伸びていましたしオスの婚姻色もまだ出ていました。この個体は婚姻色バリバリという状態ではありませんでしたがオスの色はやや緑色がかった茶色でしょうか、紫色っぽいメスと並べて見較べるとすぐに解かります。背鰭の軟条数は10本のようです。
(2005年8月16日、滋賀県湖北にて撮影)
カネヒラの背鰭・1
今朝釣ったカネヒラ♀8.5cmの背鰭です。カネヒラの背鰭の軟条は14本のようです。また、背鰭の模様はシロヒレタビラのそれとよく似ているように見えます、しかし一番前方の軟条の長さと他の軟条の長さの比が少し違うようです。これが確かな違いだとすると背鰭だけでこの2種は区別可能かもしれません。 今朝は、自宅からすぐ近くの琵琶湖岸に流入している小河川の河口で釣りました。こんなところにタナゴなんかいるのかな?と思っていたところなので感激もひとしおでした!しかし、灯台下暗しとは・・・・・Jun 21, 2005(
(2005年7月21日、滋賀県湖西の河川にて撮影)
カネヒラの背鰭・2
1月29日に釣った全長68mmのカネヒラの背鰭です。オスかメスかも判りませんでしたし真冬で婚姻色も出ていなかったのとエサ不足なのか体高比が小さかったこともあり、私はこの当時はカネヒラではなくシロヒレタビラだと思っていました。この個体の背鰭の軟条数は13本見えます、ただ画像の解像度が悪いのでひょっとしたら実際はもう1本あったのかもしれません。
(2005年1月29日撮影、滋賀県湖北の湖岸付近の水路のもの)
カネヒラの背鰭・3
春先に釣ったものです。3月9日でした、場所は湧水が流れ込んでいる水路で、その時期としては水温が高いところでした。この時期はカネヒラの背鰭の模様が淡いようです、光線の当たり具合で撮影した魚の体色や鰭の色がずいぶん違って見えますが、この頃に釣ったカネヒラの体色や鰭の色はともに淡かったと記憶しています。この背鰭の軟条数は14本数えられます。
(2005年3月9日、滋賀県湖北の水路にて撮影)
カネヒラの背鰭・4
8月4日に釣ったカネヒラのオスの背鰭です。魚の全長はおよそ 9cmありました、今まで釣ったカネヒラで背鰭が一番大きいと感じました。カネヒラのオスの背鰭は婚姻色が出てくる時期になると後半部が伸びるのか単に大きな個体ではそのようになるのかという疑問もありますので今後も注目して行きたいと思っています。なお、この個体の背鰭の軟条数は15本でした。
(2005年8月4日、三重県の河川にて撮影)
カネヒラの背鰭・5
8月12日に京都府で釣ったカネヒラのオスの背鰭です。写真の写りが悪くてはっきり見えませんが背鰭の一番前の軟条が随分短いように見えます。普通は他の軟条の色が付いていない下の部分までの長さがあるようですが、この個体ではそれよりもはるかに短いようです。単なる個体差なのか地域的な個体群の違いなのか?もう少し調べてみないとと思っています。 この写真を撮影したときには背鰭をピンと立てていなかったので背鰭の後半部分がふっくら長くふくらんで見えています。実際に長いのかもしれませんし単に写真写りでそう見えるのかもしれませんが、このあたりも興味があります。
(2005年8月12日、京都府の淀川水系の河川にて撮影)
カネヒラの背鰭・6
8月12日に@おおおやびんさんが京都府の淀川水系の水路で釣られた10cm程度のオスのカネヒラの背鰭です。あまりにも立派な背鰭を持つカネヒラの画像でしたのでお願いして送っていただきました。婚姻色はまだピークではないのかもしれませんが、かなり綺麗に出ていました。10cmクラスともなると背鰭の長さが随分長く成長しているようです、背鰭の付け根から最初の模様の位置や一番前の軟条の長さなどから判断すると、大きな個体では背鰭の先の方が伸びているような気がします。 このように背鰭が大きくなるのは、産卵期特有のことか魚のサイズが大きくなるとこのようになるのか、とても興味があります。7cmくらいのカネヒラを飼育して確かめてみようかな?と思っています。
(2005年8月12日、京都府の淀川水系の水路にて撮影)
カネヒラの背鰭・7
数日前に釣ってきて飼育しているオスのカネヒラ(全長 62mm)です。撮影日は8月19日です。餌をどんどんやって大きくしたらどんな背鰭になるか見てみたいです。その為に最初の状態を記録しておく目的で撮影しました。うっすらと婚姻色が出てきていますのでこのサイズでも成魚だと思いますが、背鰭はまだ小さいですね。 今日の釣りでは琵琶湖の大きなオスのカネヒラが釣れませんでしたのでその写真はまた今度撮影します。琵琶湖本湖と流れがある河川の両方で大きなオスのカネヒラを釣るという目標ができました。でも、ヘタッピのビワコチビタナゴに釣れるでしょうか?
(2005年8月19日撮影、滋賀県湖北の水路のもの)
カネヒラの背鰭・8
8月21日に釣ったカネヒラのオス(全長約11cm)の背鰭です。釣った場所は普段は40cm/秒から50cm/秒の流速がある水路で、琵琶湖からは随分離れているところでした。おそらくこの場所である程度世代交替を繰り返しているに違いないと思います。 まだ、琵琶湖本湖で大きなオスのカネヒラを釣っていませんので比較は出来ませんが、この流れがあるところで育ったカネヒラの方が体高が低くてスマートで鰭も長く成長しているのではないかと思います。きっちりとした比較はまた今度のお楽しみです。
(2005年8月21日、滋賀県湖北の水路にて撮影)
カネヒラの背鰭・8-2
8月21日に釣ったカネヒラのオスで、8月21日の記事の写真と同じ個体です。この写真は背景がやや黒っぽい色でしたので背鰭の白くポツポツとした模様がはっきり写っています。同じ魚でも背景で随分感じがかわりますね。 今日の天気予報では曇りで雨が降ったとしても大降りではなさそうですので、ちょっと探索に行ってきます。全く今までに行ったことがないところへ行く予定ですのでボウズかもしれません。(画像をクリックしていただくとやや大きなものがご覧になれます)
(2005年8月21日、滋賀県湖北の水路にて撮影)
カネヒラの背鰭・9
8月21日にシンちゃんが京都府で釣られたものです。
(2005年8月21日、京都府にて撮影)
カネヒラの背鰭・11
8月28日にシンちゃんが京都府で釣られたものです。体長は11cmあったとのことですので全長なら 13cm以上あったと思われます。写真はやや斜め前から撮影されていますが背鰭の後ろ半分が特に発達しているのが見られます。
(2005年8月28日、京都府の河川の本流にて撮影)
カネヒラの背鰭・12
9月16日に滋賀県湖東地方の水路で釣った全長11.5cmのメスのカネヒラの背鰭です。白い紙をバックにしたものと空をバックにしたものでは鰭の糢様のイメージが少し違います、鰭の高さ中央からやや下に並んでいる白い糢様はオスのそれほど明瞭ではありませんが、鰭の前後全体にわたって同じ濃さで並んでいるのがわかります。
(2005年9月16日、滋賀県 湖東地方の水路にて撮影)
カネヒラの背鰭・13
久しぶりの背鰭シリーズです。8月に水路で釣ってきて飼育しているカネヒラのオスを今日もう一度撮影してみました。少しは大きくなりましたが魚体はまだ小さいです、でも現在はかなり婚姻色が出てきていてバンバンに元気です。左側が10月22日撮影で右側が8月19日のものです、2尾飼っているのですが背鰭のエッジの形状などから判断するとこの画像のものが同じ個体のようです。しかし、この2ヶ月で背鰭が大きくなってきているのがよく解かります。背鰭の中間くらいにある斑点模様から先端部がやや伸びてきているようです。また、全体の形状もややふっくらとしてきています。ただ、一番前方の短い軟条は伸びないようです。
(撮影:左:2005年10月22日、飼育中の水槽にて。右:2005年08月19日)
カネヒラの背鰭・16
昨年8月16日に琵琶湖周辺の河川域の水路で釣ったカネヒラのその後です。90Lの水槽に移してタテボシガイを入れて約7週間経過したところです。9月の初旬に全長92mmで、今日もう一度計っても同じサイズでした。オスは貝の側に居るか、他のオスと喧嘩している時間帯が多かったように見えていました。この7週間でオスは全然成長していないように思います、と言うか以前よりもほっそりした体型になったように見えます。 以前の水槽の底砂は花崗岩質の明るい色のものを使っていたのですが、今度は濃い灰色の礫を使いました。すると、このように黒い色素がたくさん広がって体色に黒味が出て、婚姻色もややメリハリが付いたように見えます。しかし、各鰭もズズ黒くなってしまいました。9月 4日に同じ個体を撮影した写真と見くらべてみましたが背鰭の大きさはほとんど同じです。これ以上伸びないようですので元のところへ逃してやることにします。
(撮影:)October 29, 2006 (Sunday)
シロヒレタビラの背鰭・1
5月3日に釣ったシロヒレタビラ♀の背鰭です。軟条の数は12 本でアカヒレタビラのメスとは背鰭の模様が違うようです。撮影の時期は1ヶ月以上早かったのと全長が6cm程度でしたので下のアカヒレタビラとは成熟の度合いが違うのかもしれませんが、この点は今後シロヒレタビラが釣れた時に再点検ですね。
(2005年5月3日、岡山県の用水路にて)
シロヒレタビラの背鰭・2
同じく5月3日に釣ったシロヒレタビラ♂、全長6.5cm程度の個体の背鰭です。この画像では背鰭の軟条は13本確認出来ます。また、アカヒレタビラの較べて背鰭に透明感が強く連続した2列の白い点が見えません。背鰭の軟条はアカヒレタビラの方が1本少ないのではないかと思います。しかし、このあたりの差違は地域的な個体群が持っている特長に起因しているのかもしれません。とにかく釣った個体数と時期が限られていますのでこれ以上はなんとも・・・・・
(2005年5月3日、岡山県 の用水路にて)
シロヒレタビラの背鰭・3
昨日釣ったシロヒレタビラのオス、全長8cm程度の個体、の背鰭です。このシロヒレタビラのオスはやや大きな個体で婚姻色がピークになる頃に背鰭にも白い色が出るようです。手の平に乗せて見ていた時には気がつかなかったのですが水槽に入れて撮影したら解かりました。大きくなったらもっと背鰭の白い色がはっきりするんでしょうか? ちなみに、この個体の背鰭の軟条数は12本でした。
(2005年7月17日、岐阜県の河川にて)
シロヒレタビラの背鰭・4
昨日釣った全長8cmのシロヒレタビラのオスの背鰭です。このシロヒレタビラのオスの背鰭の外縁付近の白い色の出方には個体差が有るようです。大きい個体の方が強くでていましたが、大きさが同じでも白い部分が少ないもの多いものがありました。写真の撮影時にタナゴがくたびれていたのか背鰭をピンと張っていませんのでちょっと解かり難いですが、7月17日に撮影したものよりは白色が強く出ていました。タナゴの大きさは同じくらいでしたが体全体の婚姻色は今回撮影した個体のほうが強く出ていたと記憶しています。
(2005年7月21日、岐阜県の河川にて)
シロヒレタビラの背鰭・5
昨日釣った全長7cm程度のシロヒレタビラのメスの背鰭です。このシロヒレタビラのメスは産卵管を伸ばしていませんでしたが見た目は健康そうな魚体でした。5月上旬に岡山県で撮影したものよりも背鰭の模様がはっきり出ているように見えました。また、鰭の色が茶色がかっていることがはっきりしました。この個体の背鰭の軟条数は12本に見えます。
(2005年7月21日、愛知県の河川にて)
シロヒレタビラの背鰭・6
7月30日に撮影したシロヒレタビラのオスの背鰭です。この5 月に岡山で釣ってきて今まで飼っていた5尾の内の1尾です。ちょっとした成行きで試験研究のために提供することになりましたので別れる前に記念撮影しておきました。この写真では解かりませんがこの時点で腹鰭や臀鰭は黒くなりその先は真っ白になっていました、また、腹部の下部も黒みが出ていました。シロヒレタビラはこの暑い時期に婚姻色が強く出るようです。軟条は12本確認できました。
(2005年7月30日撮影、岡山県で釣ったもの)
シロヒレタビラの背鰭・7
7月18日にシンちゃんが淀川水系で釣られたシロヒレタビラのオス(全長は11cmあったとのことです)の背鰭です。御許可をいただいて写真をトリミングさせていただきました。背景がレンガ色だったということもあり全体が赤に色かぶりしていましたが元々赤色が強い体色らしいです。鰭の基部は水滴の為に歪んで写っていますが、先縁の欠けている部分は実際に欠損していたようです、しかし、背鰭の白い模様の出方はよく解かります。また、大きな個体だと鰭の長さも大きくなるようです。
(2005年7月18日、大阪府 淀川水系の水路にて)
シロヒレタビラの背鰭・8
ちょっと時期はずれになってしまいましたがシロヒレタビラの背鰭シリーズの続きです。高槻のシンちゃんにお願いして画像を提供していただきました。ここでは背鰭の部分だけをトリミングさせていただいていますが、頂戴したコメントとともに3例ご紹介させていただきます、魚体全体についてポイントを抑えて詳しく観ておられるのが解かりました。 シンちゃんのコメント:「このオスは3月16日に釣りました、暖かい日でした。体長9㎝チョットで、色はこれからというところで婚姻色の出始めです、色はまだ淡い状態でしたが赤は良く出ていました、青の発色は水温が低かったのでまだ少なかったです。多分2年魚だと思います、8㎝を越えるぐらいから体高が出てきますね。」 婚姻色はまだ淡いとのことですが、オリジナルの画像では腹鰭や臀鰭の白色がはっきりしていましたし腹部が黒くなりかけていました。淀川のワンドで釣られたとのことでやはり背鰭の先縁の内側に白い糢様が出ていますね。
(2005年3月16日、大阪府 淀川にて)
シロヒレタビラの背鰭・9
これもシンちゃんが釣られて撮影されたものです。背景色を変えて同じ個体を撮影されていましたので較べられるように二つ並べてみました。背鰭の黒色と白色の出方がよく解かると思います。軟条の数は12本ですね。 シンちゃんのコメント:「このオスは4月2日です、この日は朝から強風でした。体長7.5cmぐらいでワンドで言うチビシロです、これ位の大きさではワンドではまだ鼻先が丸いです。体のブルーがベッタリと載り始めている頃で
(2005年4月2日、大阪府 淀川にて)
シロヒレタビラの背鰭・10
シンちゃんが釣られたメスのシロヒレタビラの背鰭です。魚体全体の画像を見せていただいたら、この時期で産卵管が尾鰭の長さの中間くらいまで伸びていました。淀川のワンドは水温が高く産卵スタンバイ状態だったのでしょうね。背鰭にまだ色素が着いていなくて透明感がありますね。 シンちゃんのコメント:「4月10日に釣り上げたメスです。新子ですね、去年生まれの体長7㎝位という小さい魚です、まだボディに黒が少なく銀色のメタリックが目立ちます。」
(2005年4月10日、大阪府 淀川にて)
シロヒレタビラの背鰭・11
8月19日に釣ったメスのシロヒレタビラの背鰭です。全長は11cm以上あった個体の背鰭です。釣った場所は滋賀県湖北地方の琵琶湖本湖内でした。軟条数は12本、大きく育った老齢の個体だと思います、背鰭の糢様は複雑な感じで色素がずいぶん乗っているようです。臀鰭の先は薄黄色になっていました。
(2005年8月19日、滋賀県湖北の湖岸にて撮影)
アカヒレタビラの背鰭・1
昨日釣ったアカヒレタビラの♂の背鰭です。鰭の一部が欠損していましたが軟条はちゃんと数えられました、12本でした。下のイチモンジタナゴの♀の背鰭と同じように一番後ろの軟条がたよりない感じで存在しています。このあたりは発生の途中の分化が不完全なのかもしれません、定かではありませんが何かそんな気がします。
(2005年6月17日、福井県の河川にて撮影)
アカヒレタビラの背鰭・2
今日は暖かく(やや蒸し暑いです)風も無いので絶好の釣り日和なのですが、家で写真を整理していました。 5月14日に釣った全長8cm程度のアカヒレタビラ♂の背鰭です。背鰭の軟条は11本しか確認できませんが、背鰭後端部分に11本目の軟条の後ろにも膜のような部分があります。鰭の前後の端にも軟条があるのなら12本あるはずということになります。高解像度のデジカメが欲しい今日このごろです。
(2005年5月14日、福井県の河川にて撮影)
アカヒレタビラの背鰭・3
6月17日に釣った全長8cm強のアカヒレタビラ♀の背鰭です。背鰭の軟条は11本です、この軟条の数は大きな個体の方が多いのかと思っていましたがそうでも無いようです。アカヒレタビラの背鰭のこの模様はセボシタビラと似ているらしいです、でも、セボシタビラは日帰りで行ける距離の私の住まいの近くでは釣れませんので、次にシロヒレタビラの背鰭と比較してみます。 最近、滋賀県での釣りをサボっています。もう、そろそろ、カネヒラの季節になってくるのでしょうか?一度偵察に行ってみなければなりません、明日の天気はどうなのでしょうか?
(2005年6月17日、福井県の河川にて撮影)
アカヒレタビラの背鰭・4
8月10日に釣った日本海側のアカヒレタビラの幼魚(全長5cm弱)の背鰭です。今年の春に生まれた魚のようです、私には雌雄どちらか解かりません。軟条数は11本確認できます、また一番前の短い軟条は白く見える模様の上端までの長さがあります。また、成魚の背鰭と比較すると長さが短く白く見える模様も単純なものとなっているようです。
(2005年8月10日、福井県の河川にて撮影)
アカヒレタビラの背鰭・5
9月10日に釣った全長7cm程度のメスと見られるアカヒレタビラの背鰭です。この時期になると春に生まれた若魚でも腹鰭と臀鰭の先縁にうっすらと白い色が出てくるようです。この個体にはそれが見られませんでしたのでメスではないかと思います。
(2005年9月10日、福井県の河川にて撮影)
アカヒレタビラの背鰭・6
9月12日に釣った全長8cm程度のオスのアカヒレタビラの背鰭です。この個体は臀鰭の先縁がピンク色になり背鰭もわずかに赤みがかった色でした。全長8cmというサイズは当日釣った新子と二年魚の中間のサイズでした、おそらく早期に産まれたものがこれくらいの大きさに成長しているのではないか?と思いました。このサイズの若魚ではまだ背鰭が成長していないようです、5月や6月に釣った成魚の背鰭と較べると鰭の後ろ半分が短く見えます
(2005年9月10日、福井県の河川にて撮影)
アカヒレタビラの背鰭・7
ここしばらく釣りに行っていませんので自室の水槽ばかり眺めています。水槽のアカヒレタビラは2週間前と較べるとずいぶん色が濃くなってきました。追星も大きくなってきて一所懸命なわばり争いをしています。そこで、もう一度写真撮影をしてみました。先日は網で捕まえて撮影ブースに入れたのですが、今日は水槽の中で透明のプラスチックのカップ状のものにタナゴを入れて、正面のガラス壁に押しつけて逃げられないようにしてみました。
最初はカップの中で暴れていましたが、そのうちに落ち着いておとなしくなったところを見計らって撮影しました。今回は目で見た感じとほぼ同じような画像が得られました。おそらくこの状態の婚姻色で背鰭と臀鰭の赤い部分の色が変化するのでは?と想像しています。背鰭の縁が黒っぽいの対し、臀鰭の先の方の縁は白くなっているのに気がつきました
(2006年2月18日、水槽での飼育中に撮影)
イチモンジタナゴの背鰭・1
昨日釣ったイチモンジタナゴの背鰭の写真です。イチモンジタナゴの背鰭の軟条の数は10本のようです。こんなものを数えなくても体型が独特なのですぐ解るんですけどね!何でも調べてみようというビワコチビタナゴの変な性分です
(2005年6月14日、岐阜県の河川にて撮影)
イチモンジタナゴの背鰭・2
この画像は6月5日に釣ったイチモンジタナゴで、下の背鰭の写真の個体よりも大きく全長8cm程度ありました。こちらでは背鰭の軟条の数が11本です。やっぱり多少は個体差があるようです。
(2005年6月5日、岐阜県の河川にて撮影)
イチモンジタナゴの背鰭・3
タナゴの背鰭にすごく興味が湧いてきましたので、しばらく背鰭シリーズでゆきます。 この画像はイチモンジタナゴの♀の背鰭です。魚の体長は6cmくらいですので大きく成長した個体ではありませんでした。背鰭の軟条の数は10本かと見えたのですが、よく観察すると最も後ろの軟条がもう1本見えました。分岐していませんが、これも加えると11本となるようです。Jun 18, 2005
(2005年5月21日撮影、兵庫県の河川のもの)
イタセンパラの背鰭・1
初登場のイタセンパラの背鰭です、最初で最後かもしれません。それに、釣れない魚(釣ってはいけない魚)なので、私のサイトに掲載する意味がありません。しかし、今日、琵琶湖博物館で撮影させてもらってきましたので掲載します。 イタセンパラの背鰭は随分大きかったです。イタセンパラの学名はこの大きなヒレから名前が付いているらしいです。しかし、水族館の展示水槽の中では元気がなかったので背鰭をピンと立てたところは見ることができませんでした。イタセンパラはたいへん神経質な魚のようで、「驚かせないようにそっと御覧下さい」と注意書きがありました。1尾だけ前面ガラス近くまで出てきていましたので学芸員さんの許可をもらってドアップの写真にトライしましたが見事失敗しました。フラッシュなしでしたのでうまく撮れたか心配でしたがそれ以前の問題でピンボケでした。ガラスが半透明鏡にしてあったようで、これが影響していたのかな?とも思います。
(2006年6月13日撮影、琵琶湖博物館にて撮影)
タイリクバラタナゴの背鰭・1
今日、4月29日、近所で釣ったタイリクバラタナゴのオスの背鰭です。全長で3.5cmくらいであまり大きな個体でもなかったですし、前部の腹の赤い婚姻色も出ていませんでしたが、鰭はやや黒っぽくなっていました。この2枚の画像はどちらも同じ魚の背鰭です。背景の色と照明を変えて撮ってみたものです、片方はピンボケ、もう一方は背景に変な模様が写ってしまいました。この2枚の画像を見ているとタイリクバラタナゴの背鰭の軟条にはあまり色素が乗っていないことが解かります。軟条の数は14本のようです、この個体は前から5番目と6番目の軟条に枝のような分岐があります奇形なのかもしれません。背鰭の前部の黒いゴミのような汚れは、どうやら稚魚斑が消えて行く途中の状態のようです。10枚少々撮影した画像すべてで確認できました、パソコンに取り込んで1枚めの画像を見たときは「撮影ブースのゴミが写ってしまった!」と勘違いしました。
(2006年4月29日、滋賀県湖西の河川にて撮影)
タイリクバラタナゴの背鰭・2
一昨日、タイリクバラタナゴの背鰭の写真をアップロードしてから、もっと成熟した魚の背鰭の画像が無いかと探しましたら、昨年の5月23日に撮影したものがありました。以前の釣り日記で使った写真ですが、再度掲載します。このタイリクバラタナゴは腹部の前の方まで赤くなっていましたので、先日の魚よりも婚姻色が強く出ていると思います。鰭の黒い部分もややはっきりしているようです。また、軟条はやはり透けてみえています。背鰭のトップで赤くなっているところはうすく写っていますが実際はもう少し濃い色だったと記憶しています。写真ではなかなかうまく表現できません。
私はニッポンバラタナゴをじっくりと見たことがありませんので、タイリクバラタナゴとの外観上の違いがよく解かりません。4月29日の記事を書いていたころと時同じくしてYOUさんの「行橋たなご会」の1ページで詳しく解説されているということが解かりました。みなさんも読んでみてください。釣るのはとても面白い魚なのですが‥‥このタイリクバラタナゴはとても問題のあるやっかいな魚のようです。
(2005年5月23日、撮影)