釣魚不全 / タナゴ釣り
■タナゴ鈎
■砥ぎ鈎用のタナゴ鈎を探す
小さなタナゴを釣るための砥ぎ鈎のベースとしてどのタナゴ鈎を使おうかと悩んでいます。 手持ちのものから見た感じでアゴの部分のフトコロの小さな鈎を選んでみました、この画像の4種類です。 4種類一度に並べて写真を撮影したのですが 向きにばらつきがあったり位置がバラバラでしたので画像を切り接ぎしています、 また基準線のようなものを描いていますが私の感覚でエイヤッで描きこんだものです。
鈎の軸の直径は左のものから 0.230mm、0.215mm、0.210mm、0.210mmでした、 測定はマイクロメーターを使いました。一番左の鈎はヒネリが入っています、 左から2番目もわずかにヒネリが入っています、これらの鈎は新品でまだ砥ぎをかけていません。 よく見るとカエシの位置がわずかに違いますし、鈎先から先腰までの長さも長短があります。 先腰のカーブはほとんど同じようですが右端のものと左端のものがやや小さく感じられます。
私は先腰のカーブがもっと小さい鈎が欲しいのですが、
製造工程上の技術的な問題でこの程度におさまっているのかもしれません。
鈎先が開いているのが気になるのですが、右端の鈎は軸が細く先腰のカーブも小さい感じがしますので、
しばらくこの鈎を使ってみることにしました。
(2005年2月8日)
■鈎の各部名称
鈎の各部名称は統一されていないらしいので、ここでは私流の呼び方を記述しておきます。 鈎にはいろいろな種類があり、 特殊な鈎についても各部の名称はその鈎のメーカーさんでちゃんと決めておられるようです。 また、地方によって呼称がかなり変化しているようです。 遠方へ釣行した折などにその地方での鈎の各部の呼び方を教えてもらうのも面白いと思います、 自分が使っている呼び方とずいぶん違う場合があるので勉強になります。
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ハリサキ | 鈎先または針先と書きます。ここが尖っていないと魚は掛かりません、鱗も簡単に突き通すくらいシャープでないとだめです。私は手の指の爪にそっと45度くらいに立てて当て吸い付くように止まるかどうかでテストしています。英語ではPointです。 |
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| カエシ | 漢字では「反し」とでも書くのでしょうか？イケとかモドリ「戻り？」とも言います。英語ではbarb(棘)です。魚に突き刺さったハリサキが抜けて魚がバレるのを防ぐ工夫ですが、魚の傷が大きいためリリースを前提にした釣りではカエシの無い鈎やカエシが小さい鈎を使います。スレバリ（barbless-hook)とハンスレ（micro-barb）です。 |
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| アゴ | 私はＡの部分をアゴと呼んでいますが、本当はＢの部分かもしれません。Ｂの部分はイケサキと呼ばれカエシからハリサキまでの部分です。この部分は内側にカーブしていたり外側へ向いていたり、対象魚によっていろいろなものがあります。タナゴ鈎では真っ直ぐなものが多いようです。 |
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| サキコシ | チモトの下の直線の部分から曲がっているコシ（腰、腰曲げとも言うらしいです）に対して先の方の曲がりを先曲げと言う情報があります。しかしアゴの部分を内側にカーブさせたことも先曲げと呼ぶらしいです。それで、ここでは先腰と記載しています。 |
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| コシ | 腰と書きます、腰曲げとも言うらしいです。チモトの下の直線の部分からゆっくりと曲がっている部分です。 |
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| ジク | 鈎のチモトに近い、真っ直ぐな部分です。鈎の種類によっては断面が扁平に加工してあったりしますが、タナゴ鈎では素材そのままの真円の断面のようです。 |
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| チモト | 鈎に釣り糸（ハリス）を結びつける時の上端で、鉤元と書くようです。特殊な鈎を除きハリスが抜けるのを防ぐためにチモトの上のわずかな部分をプレスなどで変形させてあります。この部分の呼び方はその加工方法により様々なようです。 |
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| フトコロ | 鈎先から軸または腰までの距離のことです。ただし、フトコロとはその距離の絶対値ではなく、鈎全体の大きさとのバランスという概念上からの言葉で、フトコロが広いとか狭いとか言います。 |
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